小西研究室
早稲田大学政治経済学術院

演習(修士1年)(大学院,春学期,火曜日5

この講義では,計量経済学の基礎(学部レベル)を学び,パッケージソフトを用いた実証分析ができるようになることを目的とします.テキストは,

Wooldridge, J.M., Introductory Econometrics: A Modern Approach, 4th edition, Southern-Western

を用います.パッケージソフトは,STATAを利用します.STATAは,GLOPE-IIに関与している大学院生ならば,GLOPE-II事務局(1号館3階)から借りることができます.また院生用のPCルーム(4号館303号室)でも利用可能です.講義は,全員がテキストの理論部分をある程度理解した上で,練習問題を各自が実際にSTATAを動かして解いてくる形で進めます.STATAの使い方については,必要に応じて,

筒井淳也他,STATAで計量経済学入門,ミネルヴァ書房

などを参照してください.ネット上にもSTATA入門用の解説ファイルを提供してくれている方がいらっしゃるので,ダウンロードさせてもらうのもいいでしょう(たとえば,一橋大学の別所俊一郎先生が大学院生時代に作成された「ネコでもわかるSTATA入門」はとてもコンパクトでわかりやすい解説本ですが,リンクがわからなくなっているので,ネット検索で探してください).ただし本講義は,とにかくエコノメトリックスに慣れて,そこそこ使えるようになることを目的としているのであって,計量経済学の専門家になるための講義ではない点に注意してください.

加えて,ゲーム理論の基礎を学びます.テキストは

Gibbons, R., Game Theory for Applied Economists, Princeton University Press

です.輪読形式で進めます.また必要に応じて,章末の練習問題を分担して解いてくることにします.ゼミでは英語版のテキストをベースに用いますが,邦訳(福岡・須田,「経済学のためのゲーム理論入門」,創文社)も入手可能です.

演習(修士2年)(大学院,春学期,火曜3限

各メンバーは,春休み中に選んできた論文の概要をまとめて,30分程度で報告する.報告に際しては,次の点に留意すること.

(1)どういう問題意識,どういう社会的,経済的,あるいは政治的な背景で,論文が書かれているのか.
(2)どういうことに焦点を当てて,どういうテーマを扱っているのか.なぜそれは重要なのか.
(3)どういうデータを用いているのか
(4)どういう分析手法を用いているのか(テクニカルなことは説明しなくていい).
(5)どのような結論が得られたのか
(6)その結論にはどのような意味があるのか.どのような点で,それは興味深いのか.
(7)この論文は,自分の研究に,どのように役立てることができそうなのか.

とくに,(1),(2),(5),(6),(7)について,みんなにわかるように説明の仕方を考えること.

なお,報告者は,事前に論文を全員にpdfファイルで配布してください.

討論者に当たった者は,論文を読んで,最低でも2つぐらいの質問を考えてくること.テクニカルなことではなく,論文の視点,考え方,大まかな分析の仕方などについて,わからないことや疑問に思ったことを質問するのが望ましい.

Advanced Seminar on International Economics IIB (Tuesday, 1st period)

The participants report the progresses in their master or doctor theses. Those who are at the stage of preparing their master theses are required to present papers that they think are useful for their researches.

The following files are used on 4/17.

Games in Economic Development 2
Games in Economic Development 7
Games in Economic Development 12

News & Information

2010.04.02
午後5時から研究室で履修指導を行います.